サインイン
カジュアルなお呼ばれ!手土産のマナーや選び方は? | アノプレ

カジュアルなお呼ばれ!手土産のマナーや選び方は?

時間を取ってくれたことへの感謝や、ご招待に対するのお礼の気持ちを表す場面では欠かせない手土産。

相手との関係をより良いものにするために、喜んでもらえるものを選びたいですよね。

しかし、渡すタイミングや品物の内容などマナーを間違えると、良くない印象を抱かせてしまう可能性も。

そこでこの記事では、謝罪や重要な契約などのかしこまった場面ではなく、お呼ばれなどのフランクなシチュエーションでの手土産のマナーについて解説しています。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

>>謝罪のときの手土産についてはこちらをご覧ください

手土産の選び方

まず、手土産をえらぶときのポイントをご紹介します。

本人だけでなく周りの環境や好みも考える

手土産は、相手の好みのものを選ぶのはもちろんですが、それ以外の環境も考慮して適したものを贈りたいですね。

個人に渡すのであれば、その人の家族構成や好みにも気を配りたいところ。

会社であれば、その部署やチームの全員に行き渡るようなものを選びましょう。

食べきれるものかどうか

日持ちしないものだと、急いで食べないといけなかったり、気分じゃないときに無理して食べないといけなかったりと、相手の負担になってしまう可能性があります。

ケーキなどの重くて日持ちしないものは、無理しないで食べきれる量だけ贈りましょう。

分けて持ち帰れるものか

会社などに持参する場合や、その場で食べきれるか分からない場面では、小分けになっているものがおすすめです。

家に持ち帰ったり、好みでなかったら他の人にお裾分けしたりできるので、相手の負担になりません。

仲の良い関係なら、トレンドのものでもOK

友人宅のお呼ばれなど、関係が深く好みも把握している場合であれば、トレンドのものや新商品などでも喜ばれるでしょう。

お呼ばれの頻度が多くマンネリ化してしまうときには、季節限定品などでバリエーションを持たせるのも◎!

初対面で好みを知らないなら、定番のものを

初対面やまだ親しくなっていない間柄なら、奇をてらわず、定番の品を選ぶのが無難です。

百貨店や老舗ホテルの焼き菓子などは間違いありません。

日持ちして小分けになっているものなら、お裾分けもできるので、万が一好みでなかったとしても、迷惑になるほどではないでしょう。

手土産を買う場所はどこがいい?

手土産を買う場所で気を付けていただきたいのが、「訪問先の近所で買うのはNG」ということ。

近場だと「間に合わせで買ったのか」と思われかねませんし、値段もバレてしまいます。

物をあげる、というだけでなく、「きちんとあなたのために考えて選んだんですよ」という気持ちを伝えたいですね。

手土産の渡し方

いつ渡すのか、どのように渡すのか。基本的なマナーをご紹介します。

手土産を渡すタイミング

手土産を渡すタイミングはそのシチュエーションに応じて変わります。

お家にお邪魔するときは部屋に入ってから

お家に訪問したときは、まず玄関先で挨拶をしますが、手土産を渡すタイミングは玄関先ではなく、部屋に通されてからになります。

ビジネスの場では名刺交換のあと

ビジネスの場では、挨拶・名刺交換を済ませてから手土産を渡すのがマナー。

こちら側の一番偉い人が、相手方の一番偉い人へ渡します。

部下が手土産を持っている場合は、一旦上司に渡してから、上司が先方へお渡しします。

食事会などは帰り際に

家や会社ではなく、出先で手土産を渡すこともありますよね。

先に渡してしまうと先方が持ち歩かないといけないし、レストランなどでは食事中の邪魔になるので、帰り際に渡しましょう。

冷蔵・冷凍・生花は先に渡す

生ものやアイスなどは例外です。

溶けたり悪くなってしまいそうなものは、玄関で先に渡してしまいましょう。

「冷凍庫に入れてください」「生ものなので先に…」など、一言付け加えます。

紙袋や風呂敷はどうする?

手土産を渡す際は、袋や風呂敷から出して、熨斗紙やラッピングを相手の方に向けて差し出します。

手土産の入っていた紙袋や風呂敷は、たたんで持ち帰りましょう。

出先で渡す場合は、このあと相手が持ち帰りやすいように、袋ごと渡しても失礼ではありません。

「袋のまま失礼します」と付け加えるとスマートです。

どんな言葉を添える?

へりくだった言い方の「つまらないものですが」は最近は使われなくなってきました。

「つまらないものをわざわざ贈るなんて…」という欧米の考え方が主流になりつつあるからです。

代わりに、

「お口に合うといいのですが」
「〇〇が好きと伺ったので」
「ありきたりのものですが」

と一言添えましょう。

思いやりの気持ちを手土産に込めて

手土産のマナーについてご紹介してきました。

手土産の選び方・渡すタイミング・添える言葉など、すべてに思いやりが込められていることが分かってただけたかと思います。

一番大切なのは、モノを贈ることではなく、相手への思いやりの気持ち。

手土産を渡すことで感謝の気持ちを伝え、関係を良好に保てると良いですね。